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言の葉紡ぎのパラブログ

言葉で世界にかけ橋を。

雨後の筍のごとく次々に登場するサービスやアプリが、緩慢に自由を殺す

迂遠な書きもの

迂遠な書きもの #10

テクノロジーの進歩が、日常を便利なものへと変えていく。そのはずだ。

電話やFAXは過去のものになりつつあり、今やLINEはインフラの一つとして数えられるまでに普及した。Facebookアカウントは持っていて当然で、電子メールですら共通概念ではなくなってきている。

望もうと望むまいと時代はその歩みを止めることなく、変遷は急速にして強制的だ。その良し悪しはともかく、人々を置き去りにしながら社会のあり方さえも塗り替えてしまう進歩が目指しているのは、一体どこなのだろうか。

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実名・顔出しが最先端かつ信用されるらしい世界で、匿名・顔なしを生きる

迂遠な書きもの

迂遠な書きもの #9

聞くところによると、Webでの実名・顔出しは信用されやすく、最先端らしい。

個人が特定でき、風貌や表情が見える実名・顔出しが信用されやすいという理屈は、それ自体が希望的観測であって根拠というには乏しい。ただ、感覚的に「リスクを取っているのだから信用できるはずだ」と思い込みやすい人がいることも理解はできる。

仮に実名・顔出しが信用されやすいとして、更にそのほかにもあるかもしれないメリットを享受できないとしても、俺は長年慣れ親しんだ匿名・顔なしの文化が気に入っている。

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クラウドファンディングを恩や信用と紐づけることで生まれてしまう息苦しさ

迂遠な書きもの

迂遠な書きもの #8

クラウドファンディングのプロジェクトがタイムラインに流れることが増えた。

元々の知り合いからその先の先まで、様々なプロジェクトが生まれており、個人的にも支援済みのプロジェクトは増えている。行動を起こして広く資金調達を行い、実現しようとする姿勢は素敵だ。

そんなクラウドファンディング関係で気がかりになっているのが、「恩」や「信用」に結び付ける類の喧伝だ。これにはしばらく前から結構な違和感を覚えており、その手の論調が特定の界隈に留まらず標準化されてしまうと想像したら、率直に言って勘弁してほしい。

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アニメ『ソードアート・オンライン』第1期のあらすじ・見どころを全話書く

アニメ

ANIME REPORT ソードアート・オンライン

こんにちは、パラベルです。

現在公開中の『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』を予備知識なしで観たところ、素晴らしい出来だったのでTVシリーズを観たらこれもまた面白い!

シリーズ初見が劇場版でしたが、TVシリーズも視聴した結果映画館通いを繰り返し、現時点で7回も観てしまうほどのハマり具合。よもやサントラまで買ってしまうとは、完全な中毒者。smile for youは最高。

というわけで、TVシリーズ第1期を全力で紹介します。今更? とかそういうのはわかってるから大丈夫、そっとしておいてくれるとお互い幸せだ!

予備知識なしでも面白い劇場版が数倍面白くなること間違いなしなので、TVシリーズを未視聴ならぜひとも第1期からどうぞ!(第2期の記事は後日の予定、たぶん)

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渋谷で、町田で、下北沢で、漏出する劣等感が世界に自分を溶かし込んでいた

迂遠な書きもの

迂遠な書きもの #7

ただ歩いているだけで、劣等感を刺激される――そういう街が、いくつかあった。

例えば……渋谷、町田、下北沢あたりがそれだ。

そこかしこにひしめく飲食店が放つ匂いが混ざり合い、行き交う人々は鮮やかな色彩を身に纏う。そこにいる誰もが、自信に満ち溢れているように見えていた。

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迂闊に「好きを仕事に」しようとすると発症しがちな病とその予防策を考える

迂遠な書きもの

迂遠な書きもの #6

考えるに、「好き×仕事化=幸せ」とは限らないのではないか――。

そんな仮定に基づいて、「好きを仕事に」する前に、本当に仕事化するべきかを「小さく試して確かめる」ことを意識しながら生活している。ただし、割と迂遠にではある。

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朝日を出迎えた寝惚け眼の街で、ほんの少しだけ特別になれる魔法がかかる

迂遠な書きもの

迂遠な書きもの #5

朝日を出迎えた朝は、少しだけ特別になる。そんな気がする。

同じ朝でありながら、どこか違う気分にさせられるのは――たぶん、日々訪れている歴史的瞬間の観察者になれるからだろう。

際限なく繰り返されていく朝に、特別な何かを見ようと意識を向ける。それだけのことが、まるで別世界への入口に立てたかのような、小気味良い錯覚をもたらしてくれる。

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