言の葉紡ぎのパラブログ

言葉で世界にかけ橋を。

徒歩旅、1日43km!三軒茶屋駅~鎌倉駅まで歩いてみた経過と結果の総まとめ

徒歩旅行記 三軒茶屋駅 → 鎌倉駅

こんにちは、パラベルです。

勤め人を辞めたとして、やってみたいことはありますか?

長いようで短い人生にあって、誰しも一度はそんなことを考えた経験があるものだと思いますが、先日ふと思い立って(1日あたりの)人生最長距離を歩いてみました。

動機は単純、力試しをしたい!

ここ最近、数km圏内程度までの用事にはできるだけ歩いて行くようにしています。

もちろん荒天時は電車に乗りますが、満員電車が嫌い(つらい)なことや、いい歳になりつつあるので健康面も考慮して、できるだけ歩こうという趣旨での徒歩です。

実際に往復約13kmを歩いてみると、意外と難なく歩けるんですよね。道中では小さな発見もあったりして、歩いてみればなかなか楽しいものです。

すると、今度は「あれ、今の俺ってどのくらいまでなら歩けるんだろうか?」という単純な疑問と、それを実際に確認したいという欲求が湧き上がってきます。

何しろ今や花の無職生活満喫中の自由人、出勤義務があるわけでもなし、ちょっとくらい足腰立たなくなっても問題ないとくれば、これはもう力試しに歩いてみるしかない!

出発地は三軒茶屋駅、目的地は実家のある鎌倉市に設定

というわけで、目的地は実家のある神奈川県は鎌倉市、わかりやすくJR鎌倉駅に設定。

マップ・総経路

総距離は43km、三軒茶屋駅~新宿駅の3倍以上なので足が耐えられるか一抹の不安がよぎるも、「都市部だから何とかなるだろう」という浅薄な根拠でそのまま決行へ。

なお、経路はiPhone標準搭載のApple製マップアプリに委ねます。

装備と荷物の紹介

長距離行程なので、準備は入念に……と思いきや、済ませてみればほぼ普段通りでした。

装備編

何を身に着けるか? 事の成否はそれにかかっているのです。

主な服装

主な服装

ウルトラライトダウン、フード付きパーカー、タートルネック。ここまでユニクロ、ボトムスはレノマ。

ちなみに下着と靴下もユニクロです。

特にウルトラライトダウンは防寒性能に優れながら非常に軽く、動きやすさにも定評がある強力な装備です。重さは疲労に直結するので、重要な要素ですね。

靴

手持ちの中から最適解として、HAWKINSを選択。

長距離を歩く以上は靴の選定が重要、歩きやすく履き慣れていることは必須条件。

このモデルはかなりしっかりした設計なので、ほど良く手入れをしながら大事に履けば必ずや応えてくれるでしょう。お値段も6,000円台と大変リーズナブル。

手袋とマフラー

手袋とマフラー

体温の低下は死を意味するので、厚手の手袋とマフラーも持っていきます。

この手袋は防風性に優れるだけでなく、裏地がふわっふわで保温性も抜群の逸品です。

荷物編

何を持って行くか? 事の成否はそれにかかっているのです。

荷物一式

普段と比べて重くなると疲労の予測が狂うので、荷物を増やさないように意識します。

持ち物リスト
  • ボディバッグ、紙袋
  • 長財布、小銭入れ、カードケース
  • iPhone 7
  • ポケットWi-Fi
  • デジカメ(コンデジ)
  • モバイルバッテリー(5200mAh)
  • イヤフォン
  • ライトニングケーブル
  • マイクロUSBケーブル(撮り忘れた)
  • 充電用USB変換アダプター
  • ミニ三脚(2本)
  • シェーバー
  • 目薬
  • ポケットティッシュ
  • ウェットティッシュ(純水)
  • 着替えセット

シェーバーとウェットティッシュ、着替え以外は常にバッグに入れているもの。

ほぼ都市部の移動になるので、食料・飲料は現地調達として軽量化するも、電子機器と皮革製品の類が多いためにある程度の重さにはなります。

Canon PowerShot SX720 HS

リアルタイムでのツイート用はiPhoneで撮るとして、「Canon PowerShot SX720 HS」をブログと記録用に持っていきます。コンデジながら光学40倍ズームの便利なやつです。

三軒茶屋駅~鎌倉駅までの軌跡を辿る

それでは、軌跡を辿っていきます。

当日は晴天・強風、体感温度は結構な寒さ。さてどうなることやら。

メモ

当日のリアルタイムツイートは次のTwitterリンクから遡れます。

06:53 - 朝日を背負いて、いざ行かん!

キャロットタワー

朝焼けを浴びて紅に輝く三軒茶屋のシンボル、キャロットタワーを仰ぎ見つつ出発!

この写真を撮りたいがためにキャロットタワーに朝日が当たるまで待っていると、吹きすさぶ強風が容赦なく顔面から体温を奪っていきます。

セブンイレブンで「午後の紅茶 あたたかいミルクティー」を購入、144円の出費。

出発と同時に「続行困難になった場合はギブアップ」とTwitterで予防線を張るヘタレ。

07:57 - 東急電鉄・自由が丘駅

東急電鉄・自由が丘駅

これといってめぼしい風景に巡り合うこともなく、自由が丘駅に到着しましたが……駅向こうの空が猛烈に白飛びしてますね。どうして撮った時点で気づかないのやら。

引き続き強風が吹きすさび、とにかく信号や踏切待ちで体温を奪われるのがきつい。

08:18 - 環八通りの歩道橋を越えて

環状八号線・歩道橋

この歩道橋を越えてしばらく進むと高級住宅街に入るのか、これ見よがしな豪邸が立ち並んでいますが写真は撮らずに進みます。

空き巣の下見っぽい雰囲気を醸し出しそうだから。

08:40 - 東急電鉄・多摩川駅

東急電鉄・多摩川駅 西口

無職の30代男性が徘徊する事案、となることもなく無事に高級住宅街を通り抜け、多摩川駅に到着しました。

またしても清々しいほどに白飛びした空。どうしてこうなった。

08:57 - 多摩川・丸子橋のたもとにて

丸子橋・富士山遠景

ようやく景色らしい景色にお目にかかります。

光学ズームのないiPhone 7ではまともに撮れない富士山をデジカメでパチリ。

丸子橋・富士山望遠

ズームしてみると、手前の山に隠れて冠雪部だけを覗かせている様子。電車の赤いラインが写真を彩ってくれます。

丸子橋・対岸ビル群

うん、ビル群も悪くない眺め。

このあたりでiPhoneとデジカメ、それぞれで満足できるまで写真を撮ることに負担を感じ始めます。時間がかかるのと、冷たい風が容赦なく手の体温を奪っていくのがきつい。

09:15 - 綱島街道・直進6.3km

綱島街道・直進6.3km

初の長距離直進に出くわします。後で遡ってみると、これが2番目に長い直進でした。

寒さのせいか、電池の消耗が激しい。

綱島街道・タワーマンション

丸子橋の向かいから見えていた、実にタワマンらしいタワマン。ちょこっとだけ上りたくなる。ちょこっとだけね。

道すがら、鳥と出会う

遠くに鳥を見つける → 光学40倍ズームが火を噴く → ほんのりと和む。

10:02 - モスバーガーにて食事休憩

モスバーガー

ようやく10km進んだので、近くのモスバーガーに入って食事休憩を取ります。

実は休憩込みでも4km/時間ペースを想定していたので、3時間で10kmというのはかなりの遅れ。原因はどう考えても写真撮影、もっと上達しなければ。

テリヤキチキン&ポテトSセットで一息

吸い寄せられるようにテリヤキチキン&ポテトSセットを注文、770円の出費。

冷えた体にホットコーヒーの熱が染みわたり、生き返る心地がします。

あれ、ご馳走様的な景色と店内の写真も撮っておいたつもりがデジカメのデータに見当たらない……うーん、詰めが甘いな。

それはさておき、iPhone 5から7に機種変更して以来出番が減ってしまったモバイルバッテリー、今回は本領発揮の大活躍な予感がしますね。

11:07 - 東急電鉄・日吉駅

東急電鉄・日吉駅

体も電子機器もたっぷり充電40分間、名残惜しくもモスを後にしてしばらく歩くと、日吉駅に到着しました。

この頃には気温も上がり、手袋を着けなくても耐えられるようになってきました(ただし両手はなるべくポケットIN)。

11:23 - 節目の残り30.0km地点

残存距離・30.0km

キリ良く30.0km! やったぜ! いや、残りのほうが圧倒的に長いんだけど。

e-maのど飴を買う

糖分が欲しくなったのでサークルKサンクスでe-maのど飴を買い、204円の出費。

本命はガム狙いだったんですが、品揃えがキシリトールや人工甘味料系ばかりで断念。

11:51 - 東急電鉄・綱島駅

東急電鉄・綱島駅 西口

舌でのど飴を転がしながら、僅かに経路を外れて綱島駅へ向かいます。

駅はチェックポイントに最適……しかし人通りが多いとシャッターチャンス待ちになる都合で、ズルズル遅れる羽目に。ぐぬぬ。

12:06 - 味のある居酒屋「時代おくれ」

時代おくれ

突然、昭和情緒に溢れる外装の居酒屋「時代おくれ」が目に飛び込んできました。

このくらい全力で遅れまくるなら、半端に前のほうにいるよりもむしろいいのかもしれないなぁと思わされる佇まい。

12:21 - 東急電鉄・大倉山駅

東急電鉄・大倉山駅

すっかり東急電鉄ツアーとなりつつありますが、東急電鉄とはここでお別れです。

若干よりは大きめに遅れながらも一応順調に距離を稼いで、まだ三軒茶屋駅~新宿駅の往復程度の距離なこともあってかギブアップの兆しはありません。

12:28 - 環状二号線・直進3.3km

環状二号線・直進3.3km

やや長めの直進に出くわす。

強い追い風に煽られた暴れ髪が容赦なく眼球に襲いかかる……!(つらい)

12:46 - 懐かしの「横アリ」を仰ぎ見る

横浜アリーナ

思い出深き横浜アリーナでは、正面口ではかなりの人数が入場待ちをしていました。

数百人の目の前で写真を撮る度胸は流石にまだなかった。

かつてここで観たライブの影響で、超絶級の引っ込み思案引きこもりネトゲ廃人ニートがバンドを組んで社会復帰に一歩踏み出すことになるのは、また別のお話。

12:58 - 新横浜の神殿「アクアテラス迎賓館」

アクアテラス迎賓館

唐突に現れた神殿はアクアテラス迎賓館というらしく、どうやら結婚式場のようです。

ラテン系の風貌をした外国人のおっちゃんにiPhoneを手渡され、英語で「ここね、ここ押すと写真撮れる。OK?」と頼まれる。おう、任せとけ。

それからしばらく、これといって見るものもないそれなりに長い直進が続き、黙々と距離を稼ぐことになります。

13:45 - 全行程の半分を踏破!

残存距離・21.5km

3.3kmの直進が終わった直後、完全な直進に見える道が何故か右折扱いに。そして追加の3.2kmが出現、これが狐につままれたってやつ?

退屈な景色が延々と続く幹線道路沿いだっただけに、これがまだ続くのかと思うと軽く目眩を覚えつつ、ついに全行程の半分である21.5kmを踏破しました。

前回の休憩から11.4kmを歩き、疲れが溜まってきたのでバス停のベンチを借りて5分ほど小休止を取ります。その先の自販機でオロナミンC ドリンクを購入、120円の出費。

14:06 - ついに念願の左折を手に入れたぞ!

念願の左折を手に入れたぞ!

それから1.2kmを進み、ようやく念願の左折が! これで変化が訪れる、はず!

あぁ、よもやこれほどまでに食事のできる店が恋しくなろうとは。

14:15 - 泣き別れのイオン

イオン天王町・左折3km

イオンがあるらしいんですけどね、進路は直進なんだなー。

14:16 - 直進せよ!

環状二号線・直進5.6km

直後、またも長い直進の指示。よし、もう好きにしてくれ!

丘の町

景色が恋しくなってきたので、防音壁の切れ間から見えた丘の町を撮ります。

15:14 - 公園で小休止と充電の事案が発生

新桜ケ丘第三公園

予定では8~10km間隔で30分前後の休憩を取るはずが、店舗に恵まれず疲労困憊に。

というのは方便で、実は30分ほど前にトンカツ屋を発見していました。しかし混んでいる様子だったのでスルー、これが大失敗。

ほかにはコンビニとスーパーが稀にあるだけ、せめてコンビニで妥協しておくべきだったと悔みながら自販機でカフェオレを買い、120円の出費。

近くの公園で小休止しつつ、再びiPhoneを充電します。30代無職男性が公園でiPhoneを充電する事案が発生しましたが、どうか通報しないでやってください。

新桜ケ丘第三公園・セピア調

ちょっとアートっぽいかなと思って、セピア調にしてみた。結構それっぽい。

15:32 - 遠方にそびえる謎の塔

謎のブルータワー

遠方に謎の塔を発見した! 光学40倍ズームが(略)

謎のレッドタワー

またしても謎の塔を発見! 実に怪しい! 光学40倍ズームが(略)

赤いやつはゲーム序盤に入ると瞬殺されるタイプのアレかな、たぶんそうだ。

このあたりから気温の低下を感じるようになり、手袋を再装備。踏破の秘訣は体温維持。

16:21 - 歩道橋のたもとに「福壽観音」

福寿観音

東戸塚駅の設置に尽力した人物が観音菩薩を大切にしていたことに由来する……と「福壽観音縁起」の碑文にあります。

福寿観音縁起

そして何ということでしょう、この福壽観音の向かいにとんでもないものを見つけてしまったのです……もしやこれこそが仏の加護というものでございましょうか。

16:23 - あるのか、そこに

AEON STYLE

やっとだよ、歩きながら待ち焦がれたよ。人生最高に嬉しいイオン。

そうだ、君の名は……イオン、イオン、イオンスタイル。

通行人が「え、何でこいつイオンなんか真剣に撮ってんの?」と言わんばかりの怪訝な表情をくれたって気にも留めないほどに、最高にイオンでスタイルなやつなのさ。

16:35 - サイゼリヤで食事休憩

サイゼリヤ

光の速さで用を足した後、フードコート内のそう多くはない選択肢からサイゼリヤに白羽の矢を立てます。

うーん、マクドナルドを彷彿させる色使い。

パンチェッタとサラミのピザで一息

パンチェッタとサラミのピザ、やわらかチキンのサラダを注文、698円の出費。

ようやくまともな休憩を取ることができて、反動もあってか疲れが一層表面化したような気がします。ゆっくりと、じっくりと、35分ほど気力を練って。

サンキューサイゼリヤ、これでまだいけそうだよ。きっと到着できる。

17:03 - 時は黄昏、夜の帳が下りる前

残存距離・14.5km

さて、奇しくも2/3地点となったイオンを後にしたのはまさに黄昏時、夜の帳が下りる間際のことでした。

黄昏時を歩く

絵に描いたようなような夕焼けとはいかずとも、雲を灼く太陽が描く空の表情は何度見ても心惹かれるものがあります。

17:34 - さよなら環状二号線

残存距離・12.0km

それから歩くこと2.5km、ようやく環状二号線に別れを告げることになりました。

にわかに薄雲が空を覆い始める中、ウェットティッシュで顔を拭いてみると驚きの黒さ。鼻の穴まで真っ黒、これは良くない。

17:51 - 横浜市営地下鉄・下永谷駅

横浜市営地下鉄・下永谷駅

本格的に気温が下がってきたことを肌で感じながら、久しぶりの駅を通過します。

地下鉄の入口が醸し出すチェックポイント感は異常。

18:02 - 節目の残り10.0km地点

残存距離・10.0km

ついに10.0kmを切りました。

どこまでも続くかのような閑静な住宅街。ともすれば、この住宅街の迷宮に迷い込んだまま、永久に歩き続けることになるのかもしれない。

しばらくの間上り坂が続いているので、この先夜景スポットの一つでも用意されていないかな? と淡い期待を抱きつつ、重くなりつつある歩を進めますが……。

18:23 - 追い縋りたるはせっかちな筋肉痛

小菅ケ谷北公園・直進2.3km

このタイミングで午前中の分と思しき筋肉痛が襲来。まだだ、まだ待ってくれ、あと8.3kmだけでいいから。

夜景スポット? そんなものはどこにもなかったぜ!

18:53 - JR根岸線・本郷台駅

JR根岸線・本郷台駅

マップの隅に駅を見つけたので、チェックポイントがてら立ち寄ってみます。

そういえば、今回立ち寄った駅の大半は初訪問でした。

ヘアーサロン・ハンサム

ハンサムなヘアーサロンが。ハンサムの意味、伝わるかな?

19:15 - 鎌倉街道入り

鎌倉街道・直進2.3km

いよいよ「鎌倉」の文字、ゴールが見えてきた! と思ったら5.6kmもあるじゃないか。

本格的に寒くなってきたので、マフラーを再装備。そこでポケットWi-Fiの電池が終了しますが、充電が面倒臭いのでそのままLTEに切り替えて続行します。

次にナウなヤングが集まるサ店を見つけたら休憩しようかな(フラグ成立)。

19:52 - 横須賀線を踏み切って

県道21号線・横須賀線踏切

生きて帰ること適わず……のような写真ですが、横須賀線の気配に高まる地元感。

遠からず、北鎌倉駅が迎えてくれるはずです。

19:56 - 40kmを踏破!

残存距離・3.1km

痛みを増し続ける筋肉痛に苦しめられながらも、40.0kmを踏破。画面はフライング。

このあたりで筋肉痛以上の痛みが発生、継続困難に見舞われます。

一体何かというと、お尻のお肉同士が摩擦で擦り剥け気味になり、一歩進むごとに猛烈にヒリヒリするというもの。痛すぎる……でも、その事実を発信するのは躊躇われる。

いきなり「ケツが痛い」とか言えない、奔放な想像力が羽ばたいてしまう。

無限に等しいインターネットに接続していながら、俺は圧倒的孤独の只中にいる。

刹那、思考に電流走る。

お尻のお肉同士が摩擦することが痛みの原因なら、そうならない歩き方をすればいいのではないか? つまり、がに股。それから、大股。これが完全無欠のファイナルアンサーだ。

20:09 - JR横須賀線・北鎌倉駅

JR横須賀線・北鎌倉駅

振り絞った知恵の力を駆使し、ついに隣駅である北鎌倉駅に到着しました。

知恵の体現。それは人類の人類たる所以である……そのはずなのに。

とても人には見せられないこの姿。人の気配を察知するや否や、平静を装って普段通りに歩く屈辱よ。くそ、超痛い。死ねる。

そうだ、ここは隣駅。冷静かつ慎重に、そして可及的速やかに目指そう、鎌倉駅を。

20:28 - 扇ガ谷の筋肉痛殺しな下り坂

扇ガ谷の下り坂

ちょっとわかりにくいですが、急峻な斜面の如き下り坂に誘い込まれました。転んだが最後、クライマックス直前の三葉のようになりそうな坂。

嫌でも一歩一歩を踏みしめざるを得ず、そしてそれが筋肉痛を誘発します。

運命だとか未来とか、って言葉がどれだけ手を伸ばそうと届かない場所で、休憩したい。今すぐに。

20:32 - 旅も佳境、残るは僅か1.0kmに!

残存距離・1.0km

皆さんご覧ください、1.0kmとあります。

別に誰にも頼まれていません、誰かの役に立つわけでもありません。何か得をするわけでもないでしょう。

ただ自分がやりたいと思ったことをやり、その結果を受け止め、味わい、楽しむこと。本来の人生とは、きっとそういうものなのだと思うのです。そうであってほしい。

20:41 - 八坂大神を銭洗弁天とツイートする事案

八坂大神

そうですね……恐らくお尻が痛いあまりに錯乱していたのではないかと、そう思います……はい、はい……ええ。はい、大変申し訳ないことをしました。

住んでいたからといって詳しいとは限らない、そんな教訓をですね……はい、ええ、そのですね……はい、それでは次へ行ってみましょう。

20:57 - ついに到着、JR横須賀線&江ノ島電鉄・鎌倉駅!

JR横須賀線・鎌倉駅 西口

というわけで、14時間04分という長旅の末、ようやく鎌倉駅に到着しました。

上はJR横須賀線・鎌倉駅(西口)。

江ノ島電鉄・鎌倉駅

そしてこちらが、かの有名な江ノ島電鉄・鎌倉駅です。

いやぁ、長かった。終盤は主にお尻のヒリヒリに苦しめられただけに感慨もひとしお。

21:21 - おまけ・神秘!白い粉を吹く靴

ありがとう、HAWKINS

役目を果たした靴を見てみると、何やら白い粉が付着していますね……(ペロ)。

こ、これは……青酸カリ! ではなく、塩でした。

歩くうちに靴に染み込んだ汗がシワの部分から徐々に染み出し、外気に触れて乾燥、結晶化したというところでしょうね。

珍しい体験をしたのに全然嬉しくない。むしろ何かに負けた感すらある。

ともあれ、三軒茶屋駅~鎌倉駅までを歩いてみるというその試みは、完遂を以って無事終了することができました。ここから先は、今回の記録と反省点などをまとめておきます。

各種記録のまとめ

今回の徒歩旅行での各種記録をまとめておきます。

距離

数値はiPhone標準アプリにより、また寄り道の分は計測されていません。

踏破距離

43.0km

目標を完遂しました。幸い靴擦れやマメはできませんでしたが、現在の身体能力だと40km以上は荷が重いなと感じますね。もし2日以上の行程を組むなら、1日あたり35kmまでにしておいたほうが無難というところ。

最長直進距離

6.5km

退屈な景色が長く続くと変化が恋しくなりますが、幹線道路で3.3km → 3.2kmのコンボを食らった時は勘弁してくれと思いました。撮りたい景色が多すぎると距離を稼げなくなるので、それはそれで困りものですが。

最長連続歩行距離

14.5km

サイゼリヤを出発してから休憩を取らなかったのは大失敗。アプリの到着予測が20時を過ぎていたこと、休憩先の種類を選んだことなどが主な要因ですが、コンビニの店先での小休止でもそれなりには回復できたはずですし。

所要時間

14時間04分

予定を大幅に超過しました。計画では休憩込みで2時間を5セットこなして到着するつもりでしたが、前述の通り休憩先を選り好みしたり、強風の影響もあったとはいえ写真撮影に時間をかけすぎたり……当初計画は大崩壊に終わりました。

休憩

計4回、1時間33分

内訳
  • モスバーガー(38分)
  • バス停(5分)
  • 公園(10分、)
  • サイゼリヤ・イオン内(40分)

明らかに休憩不足でした、猛省。疲れたら休憩するのではなく、疲れないために休憩するのがキモだと学びました。人生と同じですねぇ……。

旅費

計2,056円

内訳
  • 午後の紅茶 あたたかいミルクティー(144円)
  • モスバーガー(770円)
  • e-maのど飴(204円)
  • オロナミンC ドリンク(120円)
  • ボス カフェオレ(120円)
  • サイゼリヤ(698円)

最低限でした。トイレの問題があるので、水分を摂りすぎず、それでいて不足はしないように意識しました。終盤に体が冷えたので、もっと温かいものを飲むべき。

電池消費量

完全にiPhone依存の行程だったので、電池は命。モバイルバッテリーは神器。

iPhone 7

約240%

用途のほとんどがマップ、Twitter、ミュージックでした。画面の点灯時間がかなり長かったので、輝度を下げれば延命できそうです。

ポケットWi-Fi

100%

12時間18分の使用で力尽き、LTEに切り替わりました。

モバイルバッテリー

最大2600mAh

残量表示が目盛りだけなので正確な消費量は不明ですが、5200mAhの製品で2/4目盛りの点灯でした。よって最大でも2600mAh以内、ということになります。

データ通信量

ポケットWi-FiとLTEの通信量をともに控えていなかったため、正確な数字は不明。

数日前の記録を参考に推計したところ、12時間18分使用の時点で最大でも334MBを超えない程度、という結果でした。

気づきと予防改善策のまとめ

次回以降のための備忘録として、良くやったところ、しくじったところ、それから旅で得た気づきに基づく総合的な予防改善策をまとめておきます。

良くやったところ

まずは、これは良くやったという点を挙げていきます。

良くやったリスト
  • 事故(転倒を含む)なく完遂した
  • 恐怖の脇腹痛が起きなかった
  • 靴擦れやマメ、足の故障がなかった
  • その他大きな故障やケガの類がなかった
  • 動物のアレを踏まなかった
  • 職務質問をされなかった
  • 靴の摩耗が軽微で済んでいた
  • 防風かつ軽量の装備を選んでいた
  • 充電機器を携帯した
  • ドライ&ウェットティッシュを携帯した

平たく言えば、ギブアップに繋がる致命的な事故なく完遂したことでしょうか。

必要以上に荷物を増やさず、身軽で臨んだことも功を奏しました。

しくじったところ

続いて、こいつはやっちまったなというところ。

しくじったリスト
  • 終盤、摩擦でお尻が猛烈にヒリヒリした
  • 顔面も日焼けでヒリヒリした
  • 特に手と耳からの体温低下が厳しかった
  • 当日を含めて3日間も強烈な筋肉痛に襲われた
  • 休憩はもっとこまめに取るべきだった
  • ハッシュタグが日本語として微妙だった

行程が1日限りで到着後は実家でゆっくりする……という前提条件があったので、筋肉痛やお尻のヒリヒリも耐えられました。

日を跨いで遠方に行くとなるとまた別で、鍛練や対策の必要性を感じました。

気づきと予防改善策

最後に、旅で得た気づきに基づく総合的な予防改善策を。

気づきと予防改善策リスト
  • 出発前の体調は万全にしておく
  • 翌日に疲れが残らない距離を把握しておく
  • 長距離ランナーよろしくお尻のヒリヒリ対策が必要
  • 水分は必要な分は摂っても摂りすぎない
  • 休憩先は選ばないようにする
  • 必ずペースが落ちるので休憩は前倒しでもこまめに取る
  • 道中の店舗・施設状況は事前に確認しておく(真空地帯に注意)
  • 行程が2日以上の場合は予定以上の行軍はしない
  • 夏場は相当な体力がつくまで避けるべき
  • 写真撮影の上達で時間と体温のロスを回避する
  • 荒天時の長距離移動は難しい(特に靴の防水は必須)
  • 冬場はイヤーパッドがあるといい(地域によっては必須)
  • 冬場でも日焼け対策に帽子があるといい(夏場は必須)
  • 靴は必ず事前に足に慣らしておく
  • 行程が2日以上の場合は替えの靴が欲しい(ただし荷物になる)
  • 行程が1日でも替えの靴下は欲しい
  • 行程が3日以上の場合は荷物の負担が厳しいと予想
  • iPhoneは神、電池は命、モバイルバッテリーは神器である
  • ティッシュ、ウェットティッシュ、タオルなどの衛生用品は必要

ちょっと多いので改めてまとめると、事前の準備はもとより意識して早めかつ確実に休憩を取ること、疲れや痛みが顕在化しないように自己管理に努めること。

そして何より、道中を楽しむことが大切。これを忘れたら終わりかなと思います。

終わりに寄せて

途中でも書きましたが、歩いたからといって何だということはなく、誰に頼まれてもいませんし、歩いたこと自体は誰の役に立つわけでも、得をするわけでもないでしょう。

もしかすると、この記事は誰かの役に立つかもしれませんが。

感性を開いて、人生を歩く。それは損得勘定や意味の有無に囚われることなく、ただ自分がやりたいと思ったことを実行し、その結果を受け止め、味わうということ。

道中ではつらいと思う瞬間もたしかにありましたが、終わってみればいい経験をしたという充足感に満ちていました。誰からも得ることはできない、人生における貴重な実体験の一つとなりました。

そう遠くないうちにどこかしら別の目的地を探して、またやってみようと考えています。

それでは、また次の旅先で!

この記事で活躍した持ち物を少しだけ紹介

最後に、今回活躍した持ち物のうち、Amazonで買えるものを少しだけ紹介します。

記事中の写真撮影に使っているデジカメです。とにかくズームが強いコンデジを探していたところ、光学40倍に惹かれてこれに決めました。

画質は一眼や高級コンデジには敵いませんが、ポケットサイズで使い勝手の良さは抜群。夜空に浮かぶ月も綺麗に大きく撮れる、お気に入りの一台です。

常日頃から携帯してはいますが、今回は過去最高にお世話になりました。iPhoneやポケットWi-Fi程度の充電なら、これで十分です。

持論ですが、中途半端なものを買うなら小さいものを複数持つと便利です。複数の機器を充電したり、故障の被害を軽減できたり。マジックテープでまとめるとなお良し。

これの何がいいのかというと、何を隠そう「純水99%」が最高です。ほぼ水しか入っていないということは、つまり添加物を気にせず何でも拭けます。

手はもちろん、匂いがないので顔も拭きやすいですね。電子機器の表面(流石に基盤は拭かない)も遠慮なく拭けるというのが素晴らしい。

ほかにはバッグや財布、イヤフォンにミニ三脚などもAmazonで買っています。Amazonで買っていないもののほうが少ないくらいですね……Amazon、恐るべし。