PARABELL LIFE

描いた「理想の暮らし」は、自分の力で組み立てる ―― そんなフリーランス・ライフ・ログ。

生理痛・経血過多・イライラ…男だからこそ書く、生理で悩むすべての人への処方箋

生理の知識は必修科目

医療関係者を除けば、生理の話をしているのは大半が女性のイメージです。

男性同士が真面目な意味で生理の話をしている場面には、残念ながらほぼお目にかかったことがありません。この記事を書いている俺は男ですが、男として面目ない限りです。

男が生理の記事? 何がわかるの?

と思われるかもしれませんが、そうですね。男に生理は来ないので、その立場には永久に立てません。

ただそれとは別に、

  • パートナーに産婦人科の受診を提案
  • 通院に付き添い、診察室で医師の話を聴く

これを複数回経験しているので、生理の症状で通院したことがない女性では伝えられないことを伝えられます。男性目線で。

あまり関係ない話ですが、ドラッグストアで生理用品を買うのも余裕です。

パラベル

男性諸君、パートナーの評価が上がるからおすすめだぞ!

少し話が逸れましたが、

  • 強烈な生理痛
  • 経血過多(による貧血)
  • 月経前症候群から続くイライラ

これらの症状でつらいのは、もちろん症状が出ている本人=女性だけです。

ただ、パートナーや親しい人が苦しんでいる姿を見たり、生理の症状に由来して抱えたストレスを受け止める男性側にも、実は相当な負担がかかっています。

ちなみに、何とも思わない男は無知か、ただのクズかのどちらかです。この記事を読ませても理解を得られないか、そもそも読んでもらえないなら別れるのをおすすめします。

生理に由来する課題を女性だけの問題だと思ったら、大間違いなんですよ。

ポイント

もう少し踏み込むなら、女性同士であっても症状の程度はまったく違うので、症状が軽い人には重い人のつらさはわかりません。男性だけならまだしも、女性同士でも理解できていないかもしれないのが、生理の実際です。

この記事は俺の経験ベースで書いているので、生理のことで悩んでいるすべての人に必ず役立つと信じています。程度の多少は、人によるとしても。

性別を問わず、ぜひ最後まで読んでみてください。生理の知識がない男性は罪です。

四の五の言わずに、産婦人科を受診するのが正解!

結論から言えば、生理の症状がつらくてこの記事に辿り着いたなら、やるべきことはもう決まっています。

産婦人科を受診する

これ! とにかくこれがスタートラインですね。

それを避けたいから調べているんだ、という人もいるでしょう。それはわかります。

ですが、

それでもとにかく受診が先!

まだ受診したことがないなら、とにかく受診をおすすめします。パートナーや身近な人が生理の症状で悩んでいるなら、受診を提案してあげてください。

もし食事や生活習慣などの自然療法的な方法を調べているなら、それは産婦人科を受診したあとで考えることです。選択肢の1つとして。

どうして産婦人科の受診を猛プッシュするのか、まずはその理由を説明しましょう。

症状はほぼ「子宮内膜症」か「子宮腺筋症」が原因

俺が女性の生理の症状に深く向き合う機会はこれまでに数回ありましたが、いずれも次の診断名がついていました。

  • 子宮内膜症
  • 子宮腺筋症

どちらも、文字どおり子宮に関わるものです。

これらは名前こそ違いますが、引き起こされる症状は似通っています。

その代表的なものこそ、

  • 強烈な生理痛
  • 経血過多(による貧血)
  • 月経前症候群から続くイライラ

生理の症状でつらいと評判の、この3つです。

月経前症候群から続くイライラについては、症状としての因果関係が確実だとは言い切れませんが、少なくとも「痛みが強くて経血が多い」となればイライラは加速しますね。

生理の悩みがこのうちのどれかや関連することなら、あれこれ調べたり試すよりも、産婦人科を受診するのが最短距離です。

この記事だけでも予備知識はほぼ十分なので、読み終えてやるべきことは単純明快。

産婦人科を受診して、症状の原因の切り分けを終わらせる

これです。

仮に子宮内膜症でも子宮腺筋症でもなかったなら、それはそれで前進です。なぜなら、原因の切り分けとしては大きく進んでいますから。

検査を受けると思わぬ病気が見つかることもあり、その場合は早期治療を受けられます。もし将来出産を望んでいるなら、不妊に陥るリスクも減らしておけるかもしれません。

だから、とにかく産婦人科の受診を第一歩に考えてください。

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なぜつらいのか? まずはその原因を知ること、それがすべての基本。

鎮痛剤で誤魔化し続けるのは絶対にやめるべき

ドラッグストアでも買えるロキソニン系の鎮痛剤を飲めば、生理痛は軽減できます。

通院も必要なければとにかく手軽な方法だということで、鎮痛剤に頼っている人は少なくないようですね。

人によっては深く考えずに、

  • 痛みがなくなればとりあえずそれでいい
  • 痛すぎるから少しでも楽になるなら何でもいい

といって安易に鎮痛剤でやり過ごしている人もいますが、これは長い目で見ると「自分で重大なリスクを育てている」といえる行為です。

子宮内膜症や子宮腺筋症は、生理のたびに症状が悪化していく厄介なものです。

ということは、もしこれらが原因だったとしたら、鎮痛剤で誤魔化すのは原因を放置して悪化させているのと同じです。

最悪の展開は、

  1. 鎮痛剤の効果を痛みが上回ってくる
  2. ようやく産婦人科を受診する
  3. 症状が進行していて妊娠・出産ができない

このあたりですが、こうなってはもう取り返しがつきません。

本当に最悪も最悪の場合になると、子宮の全摘出も選択肢に入ってきます。

もしそうなれば、当然ですが妊娠・出産は不可能になります。元々妊娠・出産を希望していなかったとしても、一般的に手術が心身に与える負荷は相当高いものです。

おまけに更年期障害が前倒しになる例もあり、もちろん経済的な負担も発生します。

実際に、俺の身近な人には子宮の全摘出に至った人がいます。

その話は記事の終盤に書いておきますが、これは別に脅しでも何でもなく、素人考えで鎮痛剤に逃げるのはやめましょう。最低でも一度は産婦人科を受診しておいてください。

自分の体の状態を知った上で、必要なら医師とよく相談しながら鎮痛剤を使う選択肢もあります。いたずらにリスクを育て、未来の自分を苦しめるのはやめましょう。

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絶対にしたくない類の後悔だから、慎重に!

そもそも「生理だから」と軽く考えられがちなのが異常

もしかして、生理の症状がつらいのは当たり前、とでも思っていませんか?

ほぼ毎月の周期で繰り返すからか、それとも人類の半数が女性だからか、当たり前のものと考えられてしまいがちな生理の症状。ですが、その認識は間違っています。

  • 痛みが酷すぎてまともに動けないのも
  • ナプキンで受けきれないほど経血が多いのも
  • イライラを抑えられずに誰かに当たってしまうのも

これらすべてが、今よりもずっと楽になる可能性があります。

冷静に考えて、一般的に1回1週間前後が年に12回あるわけですよ。つまり1年間で84日はつらいわけです。中でも飛び抜けてつらいのが1回につき2日前後なので、1年間で24日はめちゃくちゃつらいと。

もう一度聞きますが、これ本当に当たり前だと思いますか? 当たり前=それでいい、と認識しているという意味になりますよ。本当? ファイナルアンサー?

そんなわけないだろっ!

さて、ここで伝えておきたいことはただ一つです。

それは、あなたも(いるとしたら)あなたのパートナーも悪くないということです。

  • 生理の症状がつらいのはもちろん
  • あなたがどうするべきかを知らないのも
  • 仮に知っていながら放置してしまったとしても

あなたは悪くないし、むしろよく耐えてきたと称賛を送りたい気持ちになりますよ。

どうすればいいのかわからずに耐える羽目になったなら、それは誰にも教えてもらえなかったからです。

知っていながら放置してしまったなら、それには何かしらの理由があるはずです。忙しかったり、経済的な問題だとか、不安だったり、周囲の目だとか……。

だから、あなたは何も悪くない。

さて、この記事を読んだあなたには、もう最低限の知識があります。もう少し読み進めていけば、準備をするには十分な知識がつくはずです。

あなたが生理の症状で苦しんでいるなら、今が産婦人科を受診する時です。

あるいは生理の症状で苦しんでいる女性のパートナーや家族なら、産婦人科の受診を提案してあげてください。

もし興味本位で読んでいる人なら、いつかこの知識で誰かを助けてあげてください。

パラベル

つらい人や無理解に苦しむ人が少しでも減ることを願うよ!

それでも不安が拭えないあなたを後押しするために

そうはいっても、いざ産婦人科を受診する! となればどうしても心配だったり、不安な気持ちになる人もいますよね。

そんな人の後押しになりそうな、参考情報を置いておきます。

後押し情報リスト
  1. 費用はいくらかかるの? 高くない?
  2. そもそも産婦人科が怖いんだけど……?
  3. 嫌な思いをしないための病院探しのコツは?
  4. 付録:知っておくと意外と役立つおまけ的な情報

これらが役立てば幸いです。

注意事項

実際にパートナーのサポートを複数回経験した上での参考情報ですが、あくまで個人的な実例なので、すべてのケースで絶対に当てはまるわけではありません。

費用はいくらかかるの? 高くない?

まずは診察ですが、

初診で内診(内視鏡検査など)をした場合:約8,000円

これを超えた経験は現時点でありません。

医師から追加の精密検査(MRIなど)を提案された場合は、いくらかかるのかを質問すれば大丈夫です。気の利く医師なら、向こうから伝えてくれることもあります。

治療費の実例では、

薬物療法で「低用量ピル」を選んだ場合:約3,000円/1周期(=4週間)

これは鎮痛剤を含んでいるので、鎮痛剤が不要ならもう少し安くなります。

治療方法は症状や体の状態、患者として何を希望するかで大きく変わります。それによって治療費も変わるため、まずは診察を受けるところからですね。

診察を受けて原因の特定だけしておいて、特に治療はせずに終えることもできます。

ポイント

費用はいずれも保険適用後(3割負担)です。

どうしても心配なら、受診を予定している病院に確認すれば安心・確実です。病院によってはWebサイトからメールやその他の方法でも問い合わせができます。

そもそも産婦人科が怖いんだけど……?

それはそうですよ、もちろんそうだと思います。

だからこそパートナーの付き添いが心強かったりしますが、人によっては付き添いが嫌だという話も耳にしました。

どうしても不安なら、こちらの項目を読んでください。北風と太陽的とでもいうか、2方向からの後押しになると思います。

嫌な思いをしないための病院探しのコツは?

病院選びに失敗すれば、嫌な思いをしてしまうことあります。

女性医師を期待していたのに、いざ行ってみたら男性医師だった……なんて可能性があるのも不安要素でしょうね。

そういったリスクというか、不安を解消したいなら下調べに力を入れましょう。

よくある下調べの例を挙げると、

  1. 受診経験がある人に話を聴く
  2. 受診候補の病院に電話して聞く・探る
  3. 病院の公式サイトを見て判断する
  4. WebやSNSの口コミ情報を参考にする

このあたりですね。

共通して注意しておきたいのは、

候補の病院に産婦人科医が複数人いるかどうか

これを確認しておかないと、運が悪いとすべての前提が崩れます。せっかく下調べで情報を集めても、医師の評価がまったく参考にならなくなったりします。

いくらかざっくりになりますが、病院探しのコツもそれぞれ解説していきます。

受診経験がある人に話を聴く

通院した経験者から話を聴くのが、一番参考になります。

これから産婦人科を受診することを知られてもいいなら、地域の知り合いに総当たりで聞いて回ると早いはずです。

特に乳幼児のいるお母さんから当たるのがおすすめで、理由はもちろん、出産しているならほぼ確実に通院経験があるからです。

受診候補の病院に電話して聞く・探る

こちらもベタですが、電話で得られる情報も判断材料になります。

少なくとも、

  1. 医師の性別と人数
  2. 電話を受けた担当者の印象

この2つくらいはわかります。

医師の性別と人数は、そのまま質問すれば終了。

電話を受けた担当者の印象が悪かったなら、その病院は一旦保留にします。

病院に行こうとしている人は、何かしらの不安を抱えていると考えるのが自然です。その人に対して悪印象を与える対応をしてしまう病院、となると、実際に受診した際にも嫌な思いをする可能性が(対応が良い病院に比べると)高いです。

ただ、電話を受けた担当者がたまたま感じの悪い人で、医師本人は名医の可能性も無きにしも非ずですが……。

そんなパターンもあるかもしれないので、口コミも併用しておくのがおすすめです。

病院の公式サイトを見て判断する

知り合いに産婦人科の受診を知られたくないなら、ネットを駆使して情報を集めることになります。最近では、真っ先にネットから入る人も多いでしょうね。

まずは受診候補の病院名で検索して、公式サイトが見つかればそれを見てください。

公式サイトを見ただけでも「この病院がいいな」とピンときたなら、そのままそこに決めてしまうのも手です。

感覚的にそう思えたなら、それは患者候補のあなたが「いいな」と思えるように気を配ってサイトが作られていることの表れですから。それに、直感も大事ですしね。

WebやSNSの口コミ情報を参考にする

公式サイトの情報だけでは決められないなら、次は口コミも参考にします。

これといって受診候補の病院がないなら、Google検索で

地域名 産婦人科

と指定すれば、近場の病院を絞り込みつつレビュー機能で評価もチェックできます。

ほかには、Caloo(カルー)などの口コミサイトを参考にしてもいいですね。もちろんSNS内を検索するのもありです。

注意点として、ネットの口コミがすべて正しいか、というとそういうわけでもないので、くれぐれも絶対だとは思わないようにしましょう。

書かれていることが事実かどうかを確かめる方法がないので、いい加減な情報だったり自作自演もありえます。

また物事の受け取り方や感じ方には個人差があるので、ある人にとっては5つ星でも、ほかの人には1~3つ星でしかなかったとしてもおかしくはありません。

それらを十分に考慮した上で、参考程度に利用するのが口コミの正しい使い方です。

いくつか押さえておくとすれば、

  • あまりにも悪い評価しかない病院は避ける
  • 5段階評価で3~5がバランスよくあると信用できる
  • 日本語が完全崩壊している評価の低い口コミは無視していい

このあたりを意識して見ると多少は絞りやすくなります。

繰り返しますが、口コミ情報に絶対を求めるのは間違いで、あくまで参考程度です。

付録:知っておくと意外と役立つおまけ的な情報

それ、知っていれば最初からそうしたのに! なんてこともありました。

せっかくなのでこれもまとめておきます。

  1. 距離と設備の事前調査も重要
  2. 待ち時間も確認して準備しておく

病院間のたらい回しや、長時間の待合室待機はきついです。先手を打って対策対策!

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実際、めちゃくちゃロスしてかなり消耗したな……。

距離と設備の事前調査も重要

最初からわかっていれば、労力が半分以下で済んでいたケースもあります。

近場を選ぶとたしかに最初は楽ですが、設備が弱い病院だと一部の検査ができなかったりして、大学病院送りになる場合があります。

とはいっても、設備の整った病院があまりにも遠いなら定期的に通うのは大変です。

これはなかなか悩ましい問題ですが、既に受診候補の病院があるなら下記について問い合わせ、特に候補がないなら「条件」として当てはまる病院を探してください。

  1. MRI、CT、エコーの設備があるか
  2. 初診でも当日に精密検査を受けられるか

情報が古いと困るので、病院に直接確認するのをおすすめします。

エコーは最低でもほしい、CTはあってほしい、MRIはあれば選択肢として嬉しい。

両方イエスなら、その病院にしておけば労力に限っては最小限で済みます。

タトゥーや取り外せない金属類を体に入れていると、安全上の理由でMRIを断られるかもしれません。もし何かしらを入れているなら、ついでにそれも確認しておきましょう。

ポイント

最終的に低用量ピルなどの薬物治療に決まった場合は、通うのが大変なら近場の病院に切り替えて負担を軽くできます。ただし、近場の病院が初診でも処方箋を出してくれるかどうかは、残念ながら病院によります。

待ち時間も確認して準備しておく

受診を決めた病院が大病院だったり、担当が人気の医師がだったりすると、タイミングにもよりますが数時間待たされる可能性もあります。

俺の最長記録は3時間くらいでしたが、あとから「午後は空く」とか言われました。

そういうのは先に言ってよ!

あまりにも待たされると流石にしんどいので、準備は必須ですよ。

  • 本や雑誌など
  • 飲み物
  • パートナー用に軽食

一応、スマホが使えなくてもつらくないようにしておくと不幸を防げます。

特にパートナーが付き添ってくれる人なら、逆に待ち時間を楽しめるくらいにしておいたほうがいいです。イライラすると地獄ですからね。

パラベル

情報編はここまで。続きも十分濃い内容だから読んでもらえると嬉しい!

身近な人が生理で苦しむ姿を目の当たりにしてきた

さてさて、詰め込んだらかなり長くなってしまったので、俺が実際に経験してきた実話とその結果を、かいつまんで紹介します。

  1. 母が子宮内膜症を放置して子宮の全摘手術を受けた
  2. 子宮内膜症・子宮腺筋症のパートナーが劇的に改善した

いずれもこの記事を書く上での原点や根拠にもなった、重要な経験でした。

これまで書いてきたことの裏付け、説得力の意味でも読んでもらえたらと思います。

母が子宮内膜症を放置して子宮の全摘手術を受けた

もう20年ほど前の話ですが、俺の母は長年にわたり子宮内膜症で苦しんでいました。

当時はまだインターネットを使っている人も限られていた時期で、検索して調べる、という文化が一般には存在もしていなかった時代です。

重度の癒着を起こして限界を迎えた母は、子宮の全摘手術を決意。

全摘手術というのは、ごっそり切除する手術のこと。現代医学では、100%後戻りできなくなるものです。

当時まだ中学生だった俺でも、母が想像を絶するショックを受けたであろうことは想像に難くない話です。母は気丈に振る舞ってはいましたが……。

すべては「生理というのはそういうもの」と、家族を始めとして親しい人たちの誰もがそう思い込んでいた結果でした。

パラベル

どんな顔をすればいいのかわからない、ってのはこのことかと思ったよ。

あなたが男性なら、例えば「開腹手術をした上で、玉ナシになる」と説明すればわかりやすいかもしれませんね。ちょっと意味不明ではありますが。

母という最も身近な女性がそんな目に遭ったことで、女性の生理に対する俺の知識や認識は急激に高まっていきました。

現在の一般的な男性の知識水準と比べたとしても、20年前の中学生時点の俺のほうがはるかに高い位置にあったのはほぼ確実です。

子宮内膜症・子宮腺筋症のパートナーが劇的に改善した

この記事に書いてきたことのほとんどは、実際にパートナーと治療に取り組んだ過程と、その結果を編集したものです。

よってここまでの内容がそのまま経験談でもありますが、少し補足します。

大抵の場合、最初は「生理になると生理痛が酷くてまともに動けなくなる」と、そんな話から始まります。物語の始まりは、得てしてよくある日常の話ですね。そういうもの。

そうすると、決まって俺の頭にはあの言葉が浮かんでくるわけで。

子宮全摘出……。

最終的にそこに行き着く可能性があって、そうでなくともつらそうな姿を見るのは嫌ですよね。それにイライラをぶつけられるのは単純につらいし、俺だってイライラします。

よしわかった、それならもうこれしかないよね? と提案するのが、

パラベル

おし、とりあえず産婦人科、行くか!

なんですが、基本的に反応は悪いです。経験上、産婦人科医に行きたがる女性は少ない。いや、まぁ、行きたがるのもそれはそれでどうかなとは思いますが。

正直、

あ? 縛ってでも連れて行ってやろうか?

くらいに思いますが、流石にそうもいかないので時間をかけて説得していきます。特に症状の酷いタイミングを狙ってそそのかすのが効果的ですね。

実際は好きで生理の症状に耐えている人はいない(よね?)ので、

  • 産婦人科を受診するハードルを下げる
  • 放置するとやばいと思わせる
  • この症状が軽くなるなら何でもいいと思わせる

このどれかが実現すれば、わりと簡単に観念します。実現が全然簡単じゃないけど。

本当はどこかで必要だとは思っていても、嫌だったり不安なことはなるべく避けたいのが人の心理というもの。

そうやって病院送りにしてきましたが、例外なく子宮内膜症か子宮腺筋症。

そしてこれまた例外なく、薬物療法で劇的に改善します。

予後に決まって言われるのが、「今まで我慢してたのって何だったの?」ですから。

パラベル

だから最初からそう言ってたよな~?

どうして男の俺が生理の記事を書こうと思ったのか

これでようやく重要なところは話し終えたので、最後にこの記事に込めた想いと願いの話をして終わります。長かった!

生理の話となると、「しない」か「茶化す」くらいで、医療関係者以外の男性が積極的に真面目に話題にすることは少ないように思えます。

生理は女性のことだから、というならそれは大きな間違いですよ。

前提として、まず全人類の半数が持つ特徴であって、無視し続けるのはありえない。

加えて子宮内膜症や子宮腺筋症などを患えば、その症状は年々重くなり続けます。一切の誇張なく言いますが、自覚の有無にかかわらず、多くの女性の人生を脅かしています。

  • まともに動けないほど腹部に痛みを抱えてしまう
  • 経血過多なら貧血で転倒などの危険もある
  • 下着や服、布団を汚してしまわないか神経を遣う
  • 何をするにしても行動の自由が制限される
  • どうしようもなくイライラしてしまい、自己嫌悪も抱く

これが毎月、しかも場合によっては月の半分近くにもおよぶ人までいます。

イライラしてしまうのは無理もない、むしろしないほうがおかしいとすら思えます。

生理痛や経血過多だけでも日常生活に支障があるのに、イライラを表に出してしまうとより一層困ったことになる。

例えばパートナーや家族にきつく当たってしまうこともあって、本当は自分でもそんなことはしたくないと思っているのに、どうしても抑えられずにぶつけてしまう。

もちろん、そうされて受け止める側にも強いストレスがかかりますよ。たまったもんじゃない、どんな理不尽だと。

パートナーにしろ家族にしろ、そのほかに関わる人でも、受け止めるにはもちろん限界があります。生理の症状が原因でパートナーと別れたり、長じて家庭の危機が訪れたり。

これは一体全体、誰が悪いのか。

誰も悪くない。

少なくとも、今この時まではそうでした。

これから先は?

その不幸はいずれも、この記事に書いた程度の知識があれば防げたり、程度を軽くできるかもしれないことです。絶対ではなくとも、いくらかの希望はある。

あなたが生理の症状に悩まされているなら、とりあえず動いてみませんか。

あなたに生理の症状に悩まされているパートナーがいるなら、あなたも向き合うべき当事者の一人です。できることは、もう終えましたか?

男ながらに現実に直面した当事者として、情報を検索しまくり、諸説ある資料を読んで、実際に産婦人科への付き添いもした経験から得た知識をまとめたのが、この記事です。

あなたや、あなたの親しい誰かの役に立てることを、心から願っています。

多くの人に届いて、平穏な日常を送れる人が一人でも増える助けになりますように。

それから、この長文をこうして最後まで読み進めてくれた根気あるあなたに、高知の山奥から最大級の感謝を。

ありがとう、また読んでね!