PARABELL LIFE

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大バズしたピーマンツイート、ついに有名人テンプレがつかずに終息

ピーマンとバズと有名人

去年の夏、ピーマンの種抜きツイートが思いがけず大バズを記録した……のに、ついに有名人テンプレがつかなかった。

有名人テンプレというのが何かといえば、

パラベル

ちょw お前のツイート伸びすぎw 有名人じゃんwww

これのことだ。

ユーザー同士が知り合いかどうかに関係なく、ある種の「お約束」として発生する。

当選確定、有名人テンプレ待ったなし

バズったツイートはこれだ。

最高時で4.6万リツイート9万いいね! を記録した。

鳴りやまない通知と加速度的に増えていくインプレッション、バッテリー残量は目に見えて減っていき、バズの実感を運んでくれる。

何の狙いも意識もないツイートだっただけに驚いたものの、バズはバズ。

これはもう間違いなく有名人、有名人の領域に入った。

確実に有名人テンプレが来ると確信できるほどのバズが、千載一遇のチャンスが、戦略性ゼロのアカウント運用でも巡ってきたのだ。

武者震いで小刻みに震えて正確なタップもおぼつかない指をどうにか滑らせ、有名人テンプレを締めくくるリプライを準備する。お約束にはお約束、それが礼儀だ。

これでいい、準備は完璧に整った。あとはもう、ただ粛々とその瞬間を待つだけだ。

有名人テンプレが来ないだと?

ところが、どうも妙だ。様子がおかしい。

待てど暮らせど、誰一人として有名人テンプレをリプライしてくれる人は現れない。

入れ替わり立ち代わりで何十回と寄せられる「ピーマンは種も食べられます」リプライに辛抱強く返信しながら、降り積もるリツイートといいね! の通知を眺める。

ちなみに、有機栽培のピーマンは稀に芋虫と大量のフンが入っているから要注意だ。捨てるための種取りとは限らない。

インプレッションが100万200万300万と増え続け、ついに500万を超えてなお、待ち焦がれたその通知が光ることはなかった。

そう、今日に至るまで……。

なぜだ、おかしい。どうしてこうなった?

たしかに、俺は本当の有名人とは違う。明白な事実だ。

だがちょっと待ってほしい、それはほかの多くの偶発的バズッタラーについても同じことがいえるはずだ。

特に有名でもない人の発信が、通常ならばありえないほど注目を集め、有名人だと言ってもらえる。それはTwitterが見せてくれる束の間の夢、そういうものだと思っていた。

そんな期待を、純粋な想いを裏切られた。

悔しい。

許せるわけがない、絶対に。

こうなったら、フォロワーを増やすために有料情報でも買ってやろうか。

そうだ、有名人になればいい。フォロワー5,000兆人を獲得し、真の有名人になる――それ以外に、この雪辱を晴らす術はないのだ。

オマケ:このバズに見るTwitter運用のヒント

さて、この記事は「有名人リプライが来なくて残念」程度の話をなるべく豊かな心象描写で語ってみる、そういう文章表現の実験だ。

したがって有料情報は買わないし、フォロワー5,000兆人も目指さない。

せっかくなので、最後に今回の例から読み取れるTwitter運用のヒントを1つだけ。

ヒント

特に一貫性や戦略性のないTwitter運用をしていると、偶発的にバズってもその後の結果にはさほど繋がらない。

例えば今回のバズ、現時点ではインプレッション662万を数えていながら、このツイートから直接フォロワーになった人は4人しか残っていない。

人数ではなく比率として考えた場合、獲得フォロワー数はゼロに等しい。

この事実からは「新規フォロワーの期待を普段の運用で満たしていない」という推測を導き出せるし、その自覚もある。

普段の活動と親和性の高い内容でのバズならいざ知らず、ただバズっただけでは有名人にはなれない。偶発的なバズは、例えるなら街中インタビューのようなものなのだから。

ちなみに、SNSでは「to C」のマーケティング(心理学、とも)が有効なので、勉強と実践ができるなら結果を出せるかもしれない。