PARABELL LIFE

描いた「理想の暮らし」は、自分の力で組み立てる ―― そんなフリーランス・ライフ・ログ。

田舎で上手くやっていくために必要な最低限のコツを3つに絞って詳しく解説するよ

それは昔ながらの丁寧さ

東京で古いタイプのおっさんに消耗したから、田舎でフリーランスになる。

うん、いいと思います。思いますが、もう少し考えてもいいかもね、とも思います。

というのも、田舎にも古いタイプのおっさんはいて、比率でいえばむしろ東京よりも高いです。更に世界がこじんまりとしているので、わりと密着もします。

いやいや、近いから。もっと離れてよ!

と思ったその人が地元の有力者だった、なんて場合も。

そういうわけで、最初から遭遇するつもりで最低限のおっさん攻略法を身に付けておいたほうが、余計な苦労をしなくて済みます。長い目で見れば絶対に楽になれる!

パラベル

嫌だね、俺は俺のやりたいようにやるからな!

と言うならそれでもいいですが、そういう人ってそもそも東京でも消耗しなくない?

おっさん攻略法、といっても特に難しい話ではなくて、

  1. あいさつ
  2. 環境管理
  3. おすそ分け

これだけ!

これだけ把握しておけば、当面は問題なし。

最初からこれより上を求めてくる人はちょっと問題ありなので、注意が必要ですね。

コツはあいさつ・環境管理・おすそ分けの3つ

さて、改めて先ほどの3つ。

  1. あいさつ
  2. 環境管理
  3. おすそ分け

これ、人によっては当たり前だと思うでしょうが、特に東京だと「近所付き合い自体が存在しない」というのも当たり前のことです。よく耳にする話ですね。

マンションの隣人が知らない間に変わっていた、なんてことも日常茶飯事。

  • 東京は距離が近くて付き合いが遠い
  • 田舎は距離が遠くて付き合いが近い

この当たり前の違いをわかっていないと、「当たり前」のすれ違いが起きます。何の悪気も自覚もないのに、移住先で悪く言われてしまうこともありえます。

長い前置きは終わりにして、当たり前なコツをそれぞれ具体的に見ていきましょうか。

あいさつだけで評価が大化けする

人間関係の基本はあいさつから、というのは古今東西を問わず共通のようで。

あいさつをされなかった場合に、

  • 無視されている
  • 軽視されている

のどちらかに解釈する人がいます(あいさつを「返さない」と無視そのものになる)。

そう考えてみれば、あいさつをしないことで不興を買うのも、当然とまではいわないまでも理解はできますね。

あいさつをしなかったからと悪く言われてしまうなら、あいさつをして防ぐ。たったその程度の労力で村八分が防げるなら、安いものです。

とはいえ、あいさつが苦手な人もいますよね。わかります。過去の俺がそう。

パラベル

何しろ引きこもりニートだったくらいだしな。

そんな俺でも、今では最低限ならできるようになったわけです。この抜群の説得力。

要するにあいさつは慣れだ!

実際、最低限のあいさつならやってみれば何とかなります。何も「明るくにこやかに大きな声で!」とまでは言いません。余裕だ!

さて、一言にあいさつといっても種類があって、

  1. 引っ越し時のあいさつ
  2. 日常的なあいさつ

見たままっちゃ見たままですが、それぞれ性質が違うので詳しく説明します。

まずは引っ越し時のあいさつから

引っ越した時点で、菓子折りなどを持って突撃するやつです。あいさつ回りですね。

田舎の古い家だと呼び鈴がないところもあるので、その場合はいくらかハードルが上がります。そこはちょっと頑張ってもらう方向で!

出てきた人に、

  1. どこから来たか
  2. 名前
  3. 現在またはこれからの仕事

を伝えられたなら、もう任務の半分以上は完了です。

経験上、仕事のことは相手から聞いてくるパターンが多いですが、完全な無職でも「PCでインターネットの仕事をしてます!」などそれっぽく言っておけば問題なし。

パラベル

こんにちは(こんばんは)、東京から越してきた(名前)です。(いついつ)に引っ越してきたので、ごあいさつをと思いまして(菓子折りを袋から出して渡す)。
環境の良いところでインターネットの仕事をしたくて、(町の名前や家の場所)に移住してきました。よろしくお願いします!

こんな感じで。

相手が話好きな人だと、そのまま1時間以上の長話になったり、家に招かれてご馳走になることもあります。そういうのが苦手な人だときついですね。

酒だけは絶対に断りたいなら、どれだけ近場でも車やバイクで行くのがおすすめです。今日は運転があるから、と断るのが賢いやり方。

反対に、不愛想な人だとほぼ無言で終わったりもしますが、その場合はそういう人なんだなと思えばいいです。特に心配する必要はありません。

相手に合わせて返事を返しつつ、話が止まったら引き上げ時。「じゃあ、今日はこのあたりで失礼します。これからよろしくお願いします」と言って帰ります。

あとはそれを繰り返すだけ。

ポイント

出先で菓子折りを渡す場合は、畳んだ袋も渡すと持ち帰りやすくなって好感触!

日常でのあいさつも大事

地域内の顔見知りの割合が極端に高くなるのも、東京と田舎の大きな違いです。

本当にまったく誰もいない、限界集落を極めたような地域なら顔見知る人もいないので、また別でしょうが……。

基本的に顔見知りばかり、あいさつをするのが当たり前となれば、あいさつをしない人はどうしても悪い印象を持たれます。

  • 最低でも目が合ったら絶対しておく
  • できるだけ自分から声をかける
  • 徒歩や自転車など声で伝わる場合は声で
  • 声で伝わらない場合は会釈でもいい

あいさつを制す者は田舎を制すと思って、取り組んでみてください。

あいさつをしないまま日数が経ってしまっているなら、「東京だとなかったもので……」とでも言って、全部東京のせいにしながらしれっとあいさつ回りをすれば大丈夫。

パラベル

嘘も方便……いや、別に嘘ってわけじゃないか。

家と敷地内の環境管理はしっかりやっておく

田舎=借家の古民家とは限らず、持ち家の新築や集合住宅の場合もありますが、ここでは借家の庭付き戸建ての前提で話をします。

庭付き戸建てはそれなりに維持管理が大変で、特に春から秋にかけては苦労します。

  • 草抜き・草刈り
  • 庭木の剪定
  • 虫害や大量の落ち葉

などなど、放置すればあっという間に荒れていきます。

特に草を放置すると露骨な荒れ方をするので、直接苦言を呈されることもあるほど。

家や敷地内が荒れると地域で噂もになり、

あそこに越してきた誰々は……

と陰口を叩かれることもあって、徐々に居心地が悪くなったりも。

反対に、手入れがしっかりできていれば、

あそこに越してきた誰々は……

がそのまま良い意味に変わり、色々と良くしてもらえることも増えてきます。

自分が住む家だから好きにしたい気持ちがあっても、敷地内が荒れると破損や汚損などが増える=出費も増えるので、なるべく防いでおくのがおすすめです。

特に草を放置すると! 虫が! 増えるぞ!

平たく言えば、

管理できそうにない物件は借りない

のも失敗しないコツの一つ。

ほかには、

  • ゴミを溜めていないか
  • 不必要に物を散らしていないか

このあたりも見られますね。ゴミの出し方もです。

外から見えるところに置いておくと、あまりいい顔はされません。

長年その土地に暮らしている人たちが、必ずしも移住者を歓迎するとは限りません。変化を好む人も好まない人もいますが、移住者に荒らされるのは嫌だという人は多いです。

パラベル

家と敷地内の環境管理が大事なのが田舎暮らし。

おすそ分けの効果はいつの時代も最大級

こればっかりはもう、世の常というか何というか、つまり……

悪い気はしないよな!

おすそ分けが持つ要素を分解してみると、

  • 自分の家を訪ねてくれる=気にかけてくれている
  • 物を持ってきてくれる=労力と金までかけてくれている

こうなるわけですよ。

もうね、こんなの効果があるに決まってるじゃないですか。おすそ分けしたものが死ぬほど嫌いなものだったらともかく、大抵は悪い気はしないはず。

だからというわけでもないですが、お返しを貰えることも多いです。特に相手が農家さんの場合、数倍で返ってきて恐縮することもザラ。

関係が良くなり、お返しでもホクホクに。おすそ分けの効果は絶大!

パラベル

お返しを期待しておすそ分けするのはやめとけよ。

あいさつにも通じる話ですが、大多数の人は他者からの存在承認を求めています。表現がどうかはその辺に置いておくとして、必要だと思われたいし、大事にされたい。

おすそ分けは、その承認欲求を満たす効果もあるわけです。その意図があろうとなかろうと、結果的に最適なんですよね。

人類の歴史上、ずっと有効であり続けている行為なわけで。

俺だってもちろん嬉しいですよ。

おや、なぜかこんなところにAmazonほしい物リストが……? 不思議だなぁ!

すべてをまとめて表現すれば、丁寧であること

結局、この一言に尽きるんでしょうね。

田舎は大雑把なところは大雑把ですが、その実、根はかなり繊細です。

些細なことで地域での立場を失ったかと思えば、本当にちょっとしたことなのにそれがきっかけで力強く支えてくれたりもします。

田舎で上手くやっていくために必要で大切なことは、何よりもまず丁寧であること。いくらか不器用だったとしても。

それを移住先の人たちに行動で伝える方法として、

  1. あいさつ
  2. 環境管理
  3. おすそ分け

これらがわかりやすく作用する、という話でした。

もちろん、人の本質自体は東京であっても同じなんですけどね。

丁寧であれば上手くいく保証はないですが、今のところは仲違いはありません。

地域によっても違いはあるでしょうし、どこまでいっても究極的には「相手による」が真理ではありますが……。

丁寧に当たるか、それとも我が道を行くかはあなたしだいですが、いずれにせよ田舎での暮らしに幸多からんことを祈ります。