PARABELL LIFE

ゆる哲学と丁寧の“Co民家”を運営するフリーランス・パラベルのポータル×コラムブログ

文章表現へのこだわりが強すぎるあまり、アフィリエイトを断念した

さよならアフィリエイト

この件、一体どう表現したものか?

しばらく悩んでみたものの、どうにもこれ以上に合いそうな言葉が見当たらない。

そういうわけで、過去に遡っても特段の入信先がないにもかかわらず、「宗教上の理由」でブログアフィリエイトを諦めた話とこれからの展望を語る。

文章表現で収入を得る、という信仰に対する欺瞞

宗教上の理由……宗教上の理由だ。

ほとんど「宗教上の理由」としか言いようのない感覚に負け、鬱々としてくる精神を上向けることができず、ついに俺はアフィリエイトへの挑戦を完全に諦めた

具体的な理由は、といえば両手に余るほどある。が、それらすべてを列挙するのもどうかと思うので、大きく3つに絞って話を進めていく。

アフィリエイトを諦めた主な理由
  1. PVが増えても意外と嬉しくはならない
  2. 収益が発生しても心が躍らない
  3. 自分を欺いている事実からは目を逸らせない

PVが増えても意外と嬉しくはならない

一般的に、PVが増えるとブロガーは喜ぶ。単に読まれているというだけでも嬉しくなるものだし、アフィリエイトをやっているなら収入増にも繋がる重要な要素だからだ。

それ自体は俺も同じで、まったく嬉しくなかったとまでは言わない。ただ、“思ったほどは”嬉しくはならなかった。

この違和感はそれなりに気になるものではあったものの、単なる慣れか感覚の麻痺、あるいは実感の欠如程度に解釈していた。

ところが、次点と掛け合わされることで、この違和感は質量を伴うようになった。

収益が発生しても心が躍らない

これだ、これにはなかなか大きな衝撃を受けた。

アフィリエイトという文章の本質とは関係の薄い仕組みが介在しているとはいえ、仮にも文章を書いて収益が発生したというのに、心が躍らなかった。

クリティカル。

致命的な違和感が実体を持ち、質量を伴って押し寄せてきた。

なんのことはない、ただの欺瞞だ。

アフィリエイトは、事実として「文章を書いて稼ぐ」行為でありながら、俺にとって欺瞞でしかなかった。自分の中の侵すべからざる“信仰”に対する、欺きそのものだった。

自分を欺いている事実からは目を逸らせない

おそらく、これは現在進行形でアフィリエイトに取り組んでいる人の多くにとって、理解が難しい感覚だろう。妄言に等しいかもしれない。

一つ勘違いをしてもらいたくないのは、俺はアフィリエイトを否定しているわけでもなければ、アフィリエイターを悪く言うつもりもない。毛ほども、素粒子の1粒ほども。

それどころか、(誠実な手法によって)ブログやサイトの収益化に成功しているプレイヤーには称賛すら送りたい。

何しろ、それはついに俺にはできなかったことなのだから。

話は単純だ。

密かな、そして半ば諦めてしまった願いである、

文章を書いて稼ぐ=文章表現そのもので収入を確立したい

その理想から愚かにも目を逸らし、

文章を書いて稼ぐ=アフィリエイトでブログを収益化する

そんな置き換えに逃げて、そして落伍し、こうして事実を直視することになった。

ただ、それだけの話だ。

比べるのもおこがましいとは思いはするものの、踏み絵を踏んでしまった隠れキリシタンの心持ちは、もしかするとこんな具合だったのかもしれない。

原点、そのもう一段遡ったところへ

考えてみれば、そもそも俺はアフィリエイトをやりたいと思ったことがなかった。

むしろブログを始めた当初は「アフィリエイトか、間違いなくやらないな」とすら考えていたくらいなのだから、当然の帰結かもしれない。

人生上の課題が複数絡んだ結果、文章を書いて収入を得る術の中でもまだ実現可能性の高いアフィリエイトを選択肢に入れたのは、2018年の5月頃だ。

俺が本当にやりたいと考えていた活動は、別のことだったはずなのに。

要するに、逃げたのだ。

文章を書いて稼ぐ、ただそれを実現したかった。

ブログで稼いでいる人たちの仲間入りをしたいと、ただただ盲目的に願った。それ自体、簡単なことではないのに。

今から考えれば、動機からして舐め腐っていたと言わざるをえない。それでも、当時は確かに必死で取り組み、寝食を忘れて時間を注いだ。

でも、本当に実現したかったのは。

アフィリエイトでの成功とはまったく別の、文章を書くという誰にでもできて、しかし誰もが成しえるわけではない、文章それ自体を生業とすること。

かつて何度となく諦め、今も諦めたままの原点。そこからもう一段遡ったところ。

ブログからアフィリエイト要素を削除した

そんなわけで、ようやくブログの原点……というよりは、文章を書くことの原点に戻れるようになった。

実際に舵を切るまでに悩む部分はあったものの、

  • Amazonを除いてASPを退会した
  • 過去記事をすべて削除、または下書き化した
  • PV・収益を稼ぐための「ブログ論」類から距離を置いた

と、かなりドラスティックに断行し、およそアフィリエイトで必要とされる要素はすべて削ぎ落したと言っていい。

Amazonアソシエイトを残した理由は、単に買い物をするアカウントと連結しているというのが大きい。

やれリサーチしろだのニーズを掴めだの、役に立つとか立たないとか、検索流入を意識しろだとか、CVするだのしないだの、文字数は最低でも1,000字以上必要だとか……その手の要素は、今や俺には関係のないノイズになった。

遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ

このブログを今後どうしていくかを再度考えた結果、パラベルならではの表現を追求する自由帳あるいは砂場として、更新を重ねていくことに決めた。

当面の間は、

  1. 個人ポータル(お知らせ、自己PR)
  2. コラムブログ(書きたいことを書きたいように)

これらを主として、検索に依存することなく一定の読者を獲得できる読み物の発信を目指していきたい(そこそこ緊張する)。

これが思いがけない人気を博すか、それとも毎日3PV程度で閑古鳥の楽園になるのか、その結果は年末までの楽しみに取っておいてほしい。

そしてこれからは自分が目指すものに嘘をつかないために、

文字と言葉のフリーランス

を名乗って活動を展開する。なかなかどうして悪くない響きだと思う。

伴って、やや試験的ではあるもののサービスをいくつかリリースした。詳細は以下の記事でまとめて紹介している。

いずれも、クローズドで売り上げと評価のあるものをサービス化した。マッチングを見誤らなければ、相応またはそれ以上の価値を提供できるはずだ。

特に役にも立たない、この記事を読んでくれたあなたへ

最後に、この記事を読んでくれたあなたに伝えておきたいことが一つ。

特に役に立つでもない、とてもちっぽけで残念な撤退宣言の話を読んでくれて、ありがとうございます。

あなたが与えてくれた1インプレッションが俺にとってどれほど嬉しいものか、そのすべてを伝えられる言葉を、今の俺は持っていません。

そのことを悔しいと思いながら、それでもあえて伝えたい。

ありがとう。今日があなたにとって、かけがえのない最良の日でありますように。