PARABELL LIFE

描いた「理想の暮らし」は、自分の力で組み立てる ―― そんなフリーランス・ライフ・ログ。

冷凍ペットボトルとクーラーボックスでコスパ最高の除湿器を作り、夏を生き抜け!

ペットボトルの氷で除湿

ようやく超がつくほどの集中豪雨が去ったかと思えば、今度は連日の猛暑になるらしい。自然はかくも気まぐれで、せわしない。

俺が今住んでいる山奥の家には、エアコンを設置していない。

  • 隙間が多く冷暖房の効きが悪い
  • 家全体をよく通気させないとカビやすい
  • ブレーカーが古代なので工賃が高い
  • 構造的にも壁の材質的にも、設置に向かない

と、驚くほど悪条件が目白押しで、移住直後に設置する気にはなれなかった。

去年は何となくやり過ごし、そのまま2度目の夏を迎えている。

流石に何も対策なしだと真夏日を生き延びるには苦しく、扇風機2台とペットボトル氷除湿器を組み合わせて、どうにか高温多湿の夏をしのいでいる。

扇風機で効果的に通気させるコツは別の記事でまとめるとして、今回は蒸し暑い日本の夏にエアコンなしで挑む猛者たちのために、ペットボトル氷除湿器を紹介する。

ペットボトル氷除湿器って何?

ペットボトル氷除湿器

百聞は一見に如かず、これだ。

正式名称は恐らくないので、この名前は俺が適当に命名した。

原理は単純で、凍らせたペットボトルで結露を起こし、空気中の水分を集めて除湿するというものだ。

ペットボトル氷除湿器の作り方

見た目そのまま、というのも何だから一応作り方を説明すると、

  1. ペットボトルに水を満タンまで入れる
  2. 少し潰しながらキャップを閉める
  3. 冷凍庫でカチコチになるまで凍らせる
  4. クーラーボックスなどの断熱容器に入れる

これで完成。

ペットボトルは冷凍庫に収まりやすく溶けにくい、2Lの四角いタイプをおすすめする。

少し潰す理由は、ペットボトルの変形を防ぐためだ。

水は凍らせると膨張し、ペットボトルを内側から変形させる。それが底の部分で起きると、直立しなくなって使いにくくなってしまう。

あらかじめペットボトルを潰しておけば、その膨張分をある程度は吸収できるというわけだ。

ただし、潰してもダメなときはダメだ。ペットボトルの強度や冷凍庫の構造と性能にも左右されるから、何度か試して底が変形しにくい凍らせ方を見つけてほしい。

注意事項

注意事項:断熱性のない容器で作ると、容器の外側が結露を起こして床が水浸しになるので、絶対に断熱容器を使うこと。

適当な断熱容器を持っていないなら、俺が使っているような発泡スチロールのクーラーボックスがおすすめだ。

夏場の買い物で生ものやアイスを買う際にも使えて無駄がなく、安くて軽く、そして要らなくなったら処分も簡単にできる。

実際の効果はどのくらい?

2時間で結露した水は100mlほど

実際に2時間使ってみたところ、写真のとおり結構な結露水が集まり、計量カップに移すと100mlほどあった。

容器の内側やペットボトルについた水滴もあるから、実際はこれよりも若干多い。

パラベル

写真、計量カップに移した状態で撮るべきだった。やっちまった。

この結果を得た気象条件は次のとおり。

  • 日時:2018年07月12日12:30~15:30
  • 気温:32度
  • 湿度:68~66%

数値はYahoo!天気より拝借、湿度は時系列順だ。

ただし地域や家の立地、構造などによって環境はまったく違うから、気象条件は参考程度に見てほしい。

なお、うちはかなり暑い。

サイズの大きい容器で複数本を並べると、更に高効率な除湿が期待できる。

副産物的な効果として、使っているのが氷の塊だから若干の冷房効果がある。本数を多くすれば、そこそこ涼を与えてくれる。

ヒント

2本以上使って扇風機の前に置けば、エアコン気分を味わえる。

ペットボトル氷除湿器のメリット・デメリット

さて、ペットボトル氷除湿器のメリット・デメリットも説明しておきたい。

ペットボトル氷除湿器のメリット

メリットは次のとおりだ。

  1. 簡単に作れる
  2. コスパが最高にいい
  3. 冷房効果も若干期待できる
  4. 除湿機と違い余計な熱を出さない
  5. 氷だから停電時に保冷剤としても使える
  6. 環境に優しく、安全

それぞれ解説する。

簡単に作れる

作り方を見てわかる通り、凍らせて容器に入れるだけだから超がつくほど簡単だ。

ほぼ失敗しないし、仮にペットボトルが変形しても、直立しないだけで実用上の問題はない。

コスパが最高にいい

ペットボトルは空きボトルがあるならそれを使えばいいし、なければコンビニでも100円未満で調達できる。

断熱容器は近場のホームセンターで500~700円程度で買えるはずだ。もし売っていなければ、通販でも500円前後で買える。Amazonプライムなら送料もかからない。

ペットボトルは中身を飲むもので、断熱容器はほかにも用途があることを考えると、純粋なコストは払った金額よりも小さい。

塩化カルシウムの除湿剤と比べても、買い替えが不要で何度でも使えるのはかなり効率がいい。

冷蔵冷凍庫はほとんどの家に元々あるもので、電源も入れっぱなしが普通だ。ペットボトルを凍らせるコストは、考える必要もないほど小さい。

冷房効果も若干期待できる

氷の塊だから、1本でも意外と冷気が出る。

本数を増やせばそこそこ涼しく感じられ、特に扇風機の前に並べると除湿効率も冷房効果も高まる。

実際のところ、ペットボトル氷除湿器は除湿・冷房効果ともエアコンの原理に似ている。

除湿機と違い余計な熱を出さない

一般的な除湿機は、稼働時間が長くなると結構な熱を持つ。

閉め切った部屋で長時間除湿機をかけようものなら、サウナのように暑くなってしまう。

密室で洗濯物を乾かすならともかく、夏場に居室で除湿機をかけるのは無理がある。

ちなみに、ペットボトル氷除湿器は雨の日の洗濯物にも効果的だ。密室で洗濯物の下に置けば、洗濯物の水分で効率よく結露してくれる。

氷だから停電時に保冷剤としても使える

氷の塊があれば、停電時に保冷材として使える。

冷凍庫はもちろん、必要なら冷蔵庫に移せば生鮮食品を腐らせずに済む。これはいざというときにかなり助かる。

環境に優しく、安全

材料のペットボトルと断熱容器は何度でも使えるし、捨てない限りは環境への影響はない。

中身の水は言うまでもなく、結露した水もただの空気中の水分だ。塩化カルシウムの除湿剤とは比べものにならないほど、環境にも人にも優しい。

子供が除湿剤に溜まった塩化カルシウム水溶液をこぼしたり、誤飲したりして被害を受けることはあっても、ただの水ならそんな危険はありえない。

ペットボトル氷除湿器のデメリット

対して、デメリットは次のとおりだ。

  1. 冷凍庫をかなり圧迫する
  2. 準備を忘れるとすぐには使えない

こちらもそれぞれ解説する。

冷凍庫をかなり圧迫する

おすすめのペットボトルは2Lのものだから、単身者用の小さい冷蔵庫だと苦しい。

ほかに入れたいものがあるなら、ペットボトルは邪魔だ。特に夏場の主役はアイスだろうから、ただの氷の肩身は狭い。

凍らせられる本数が少ないと、そもそもペットボトル氷除湿器のローテーションが間に合わない。

俺のように余裕のある冷蔵冷凍庫を使っているならともかく、そうでないなら満足には活躍できないかもしれない。

準備を忘れるとすぐには使えない

一般的な冷凍庫だと、ペットボトルを丸ごと凍らせるには時間がかかる。

余裕をもってストックを作っておかなければ、いざ使いたいときに使えず、イラッとすることもあるだろう。

と書いてみたものの、使い終わったらそのまま冷凍庫に放り込むだけだ。余裕だ。

パラベル

それ、デメリットに数えるやつ?

エアコンレス生活なら一度くらいは試してみよう

特に梅雨時~夏場に活躍してくれる、ペットボトル氷除湿器を紹介した。

エアコンレス生活者にとっては強い味方になるはずだから、ぜひ一度は試してみてほしい。

ちなみに、エアコンがある部屋でも補助的な効果はある。もし興味があるなら、エアコン生活でも試してみよう。

暑い日の呼び名も、随分と増えた。

  • 夏日(最高気温25度以上の日)
  • 真夏日(同・30度以上)
  • 猛暑日(同・35度以上)
  • 熱帯夜(最低気温25度以上の夜)

真夏日や猛暑日は当たり前、夏日なら涼しく感じてしまうようになってしまった、日本の夏。

あなたの夏が、できるだけ快適なものとなることを願ってやまない。ついでに梅雨も。